エンジョイ・ドライビングレッスン・クラスについて
講師 齋藤慎輔
狙い)
クルマを思い通りに、かつ気持ちよく操れるようになるための基本的な操作を学んでいただきます。
タイヤの持つ性能を引き出せるようにして、しっかりと減速させること、クルマに無理させずにラクに曲がれるようにすること、といったクルマを思い通りに操るとともに、安全に走らすためのドライビングの基礎を、安全に、楽しく、習得していただけます。
カリキュラム)
1.座学
クルマを走らせ、曲げ、止める操作を確実に行うための基本をとして、まず理解しておかなければならない車両の荷重移動とその在り方についてと、それにより得られるタイヤの持つ性能特性や、その性能引き出すための運転操作の基本をわかりやすく解説いたします。
2.実践
コースはパイロンによって作られたもので、安全な速度域(最高速度は直線でも60km/h程度に抑えられてます)で、クルマやタイヤに大きな負荷や負担を与えずに荷重移動などを学ぶことができるよう配慮しています。
コースは直線での加速した後、大きなコーナーへ進入して、この際のブレーキングやステアリング操作のタイミング等を習得していただきます。ここでは旋回ブレーキと呼ばれる操作を学んでいただきます。これは、制動力を徐々に緩めながらステアリングを切り込んでいくことで、前輪がコーナリングパワーを発揮しやすくなり、クルマを狙ったラインへ導きやすくするものです。
その後、パイロンスラロームへと移行して、車両の前後の荷重移動を、ドライバーのアクセル操作やブレーキの操作で意図的に起こすことで、クルマがラクに向きが変えられるようになることを体感していただきます。
最後はしっかりとしたブレーキングの操作を行い完全に静止していただきます。
走行はできるだけ多くの回数を設けるようにして、参加者が繰り返しの練習ができるものとしています。
また、参加者の車両にはすべて無線機を搭載して、各回の走行時に、アドバイスを随意行えるものとしていますので、その回の走行において、どこがよくて、どこを注視すべきかなど、すぐさま理解していただけるようにしています。
なお、最初に講師がドライビングする車両の助手席に乗っていただき、一人一人すべての方に車両の中からコースの確認と、ここで学んでいただきたい運転操作をみていただきますが、走行練習の合間でも、必要に応じて、再度講師がドライビングする車両の横に乗る機会も設ける予定です。
以上、理論と実践を交えて、自分の意思通りにクルマが動く操作を学んでいただき、クルマと対話しながら操る歓びと安全な走りを習得していただければと思います。