開催レポート

2014年9月23日『injured ZEROプロジェクト Tetsuya OTA ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON with NISSAN』開催レポート

injured ZEROプロジェクト
Tetsuya OTA ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON with NISSAN 開催レポート

日時:2014年9月23日(日)
場所:袖ヶ浦フォレストレースウェイ
協力:日産自動車(株)、ブリヂストンタイヤジャパン(株)、三菱ふそうトラック・バス(株)、フィアットクライスラージャパン(株)、フォルクスワーゲングループジャパン(株)、富士重工業(株)、ジャパンビバレッジ、伊藤園他

去る9月23日(火・祝)に、袖ヶ浦フォレストレースウェイにて『Tetsuya OTA ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON with NISSAN』が開催されました。

当スポーツドライビングスクールは「injured ZERO」というキーワードを掲げ、安全運転と交通マナーを楽しく学べる点がポイントです。クルマの運転が上手くなれば安全につながるという基本理念のもと、座学と実践で「安全運転を、楽しく学ぶ」ことができます。校長は、幾多のトップカテゴリー・レースで活躍した自動車評論家/レーシングドライバーの太田哲也氏です。

今回は日産自動車様のご協力で、新型スカイラインの3.5リッター・ハイブリッド車と2リッター・ガソリンターボ車が教習車として提供され、実際に参加者たちが体験試乗会にて日産を代表するグローバルプレミアムモデルを運転し、その卓越したドライビングプレジャーを実感しました。

スクールのクラス分けは、セィフティ・ベーシックレッスンクラス、セィフティ・アドバンスレッスンクラス、スポーツ走行会(スパタイGP参加)の3つで、サーキット入門者を対象としたセィフティ・ベーシックレッスンクラスは先導車付きでのサーキット走行を楽しみました。

まず、TEZZO BASEメカニック金野による走行前点検講座が実施されました。

参加者受付

新型スカイラインの体験試乗会(日産自動車 広報様、砂子講師、桂講師らが同乗)が行なわれました。受付が終わったエントラントたちは、各クラスごとのカリキュラムが始まるまでの間、新型スカイラインのパワフルな走りを堪能しました。なお、新型スカイラインの3.5リッター・ハイブリッド車はステア・バイ・ワイヤを採用し、2リッター・ガソリンターボ車は電動油圧パワーステアリングをを装備していますが、両モデルをじっくり乗り比べることができたので、フィーリングの違いを余すところなく知ることができました。

新型スカイラインの体験試乗会が終わった後は、ドライバーズミーティングです。開会式で、まず当スクールの標語である「injured ZERO」が掲げられ、同時に「交通社会全体をリスペクトすることにより、交通事故が自ずと減るはず」という山路選手のスピリットを伝えていくことも確認されました。そして、「当スクールに参加する受講生・関係者について一般道における死亡・負傷事故をゼロとすることを目標とします」という宣言および、大会の趣旨である「一般ドライバーへの安全運転の啓蒙」活動の一環であることの説明があり、スタッフ紹介、安全のための注意事項説明、袖ヶ浦フォレストレースウェイのコースレイアウトおよびフラッグの説明などがありました。

日産自動車 Infiniti製品開発部 第一プロジェクト統括グループ 主担の村松友幸さんも挨拶し、新型スカイラインの車両説明をしました。「今年の春に登場した13代目スカイラインには、3つのアピールポイントがあります。躍動感のあるデザイン、意のままのハンドリングを楽しめるドライビングプレジャー、全方位の安全を提案するセーフティシールドと呼ばれる安全性能です。ハイブリッドのほうで採用したステア・バイ・ワイヤは不快なキックバックをドライバーに伝えないため、快適な操舵フィーリングをお楽しみいただけます」といったことが語られました。

座学(講義)の時間、太田校長からは「安全マージンを削るような走り方をしないように。とにかくクルマを壊さない。走行記憶を残しながら走ってほしい」といったことが語られ、腰とシートの間に隙間を空けないようなドライビングポジションをとることが大事、ステアリング操作は腕立てふせの要領で行なうように、といったことなどもレクチャーされました。

今回、講師に聞く「クルマ好き若者代表、大学自動車部員がプロに聞きたいこと10のこと」が新たなプログラムとして設けられ、Tetsuya OTAスポーツドライビングスクール事務局の大学生スタッフを中心としたメンバー(Next Car Generation)が「ラジアルタイヤの使い方、一般道で気をつけること、サーキット走行時に気をつけること、袖ヶ浦の攻略方法」などを太田校長らに質問しました。

ドライバーズミーティングと座学の後は、ランチタイムとトークショーです。日産自動車 Infiniti製品開発部の村松さん、日産自動車 実験技術開発本部 車両プロジェクト実験マネージメントグループ 主担の永井 暁さん、太田校長、砂子講師、桂講師というメンバーで行なわれたトークショーの話題は「歴代スカイライン」についてで、太田校長は「スカイラインは高校生の時に憧れていたクルマだった」と語り、桂講師は「もの心ついて初めて乗ったクルマがスカイラインだった」と話しました。また、砂子講師も桂講師もスカイラインでレースをしていたことがあるため、その当時のことも語りました。なお、村松さんはR32型スカイラインが登場した際にまだ学生で、永井さんはケンメリというニックネームで親しまれたC110型スカイラインが現役だった時代に中高生だったそうです。

ランチタイム&トークショーが終わった後、パドックへ移動し、当スクールの恒例となっている集合写真を撮影しました。

午後からスタートしたサーキットタクシー(講師陣運転による同乗走行)では、参加者たちを乗せた新型スカイラインにて、太田校長、砂子講師、桂講師がコース上にて熱い走りをみせました。サーキットタクシーはフリー走行に交ざるかたちでも行なわれ、各クラスの参加者たちはプロの走りに感心しながら、自らの走行枠でドライビングスキルを高めました。

参加者および同伴者(ご家族・ご友人)向けのアクティビティとして、袖ヶ浦フォレストレースウェイをエルグランドやニューヨークタクシーとして採用されたNV200に乗って走ることができるサーキットサファリランが行なわれました。

参加者たちによる本コースでの走行は、スポーツ走行会(スパタイGP参加)およびセィフティ・ベーシックレッスンクラス、セィフティ・アドバンスレッスンクラスにエントリーした各車による先導車付き慣熟走行からスタート。その後、スポーツ走行会(スパタイGP参加)およびセィフティ・アドバンスレッスンクラスはフリー走行を2本行ないました。

サーキットを走った経験が少ないドライバーを対象としたセィフティ・ベーシックレッスンクラスにエントリーした各車は、先導車付きでのサーキット走行2本を楽しみました。ちなみに、この走行枠に交ざるかたちで日産自動車のスタッフも新型スカイラインを駆ってサーキット走行を行ないました。

アドバイスタイムも設けられ、参加者たちが講師陣にサーキット走行に関する疑問を投げかけます。コース図を使って具体的に説明してくれた講師陣から「舵角をあてたままブレーキをかけるべきではないので、3コーナーは進入する前にブレーキングを済ませたほうがいい」といったようなアドバイスがありました。

今回、個人レッスンプランを3名が受講し、ポルシェ・ユーザーの2名が講師運転プラン、フェラーリ・ユーザー1名がデータロガー解析プランを選択しました。

走行終了後に、Tetsuya OTAスポーツドライビングスクール事務局の大学生スタッフを中心としたメンバー(Next Car Generation)が日産自動車 Infiniti製品開発部の村松さんをお迎えしてインタビューしました。村松さんは「スカイラインにステア・バイ・ワイヤを採用したのは、FRなのでドライブするのが楽しく、なおかつ家族みんなが乗るクルマなので、幅広い層にそのメリットを知ってもらえるからです。ステア・バイ・ワイヤは自動運転にもつなげられる技術ですよ」といった興味深い話をしてくれました。

参加者にうれしい、お茶など飲料サービスがありました。

レーシングスーツやレーシンググローブといったレース用品の販売コーナーや新型スカイラインの優位性を知ってもらうためのブースもパドック内に用意されました。

東北から参加したドライバーが現在の被災地の様子を報告した後、「クルマが日本を元気にする」をキャッチフレーズとしている当スクールの締めくくりとして、東日本大震災支援ソング「RESTART」の大合唱で終わりました。

今回もクラッシュや接触がなく、参加者は安全運転とドライビング技術の大切さについて身をもって学ぶことができました。きっと、充実した1日になったはずです。最後に全員で記念写真!お疲れさまでした!!次回はマツダ・ドライビング・アカデミー with Tetsuya OTAを10月18日にツインリンクもてぎで開催予定です。皆さまのご参加をお待ちしております。


2014年 スパタイGP 第4戦
日時:2014年9月23日(日)
場所:袖ヶ浦フォレストレースウェイ
路面コンディション:ドライ

本コース上での最終プログラムとして行なわれたスパタイGPは、一台ずつのタイムアタック競技です。2014年シーズンはクラス分けが刷新され、よりエキサイティングな走行を楽しめるようになりました。クラス別シリーズ年間チャンピオンには、POTENZA RE-11Aなどの豪華景品が進呈されます。

スパタイGPのすべての走行が終了し、表彰式と修了式(講師陣の総評)が行われました。表彰式では、フォルクスワーゲングループジャパン様、フィアットクライスラージャパン様、富士重工業様等のご協力により、豪華景品が贈られました。


スパタイGP ST2000クラス


スパタイGP ST3000クラス


スパタイGP ST5000クラス


スパタイGP フォルクスワーゲン賞


スパタイGP アルファロメオ・アバルト賞」


スパタイGP フィアット賞


スパタイGP スバル賞


日産自動車賞





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