12月18日に太田哲也×ホリデーオート Tetsuya Ota ENJOY & SAFETY DRIVING LESSON with SUBARU supported by 出光を開催しました。
1月22日(日)
場所:袖ヶ浦フォレスト・レースウェイ
協力:フォルクスワーゲングループジャパン、出光興産、ブリヂストン、タジマモーターコーポーレーション
【レポート】
今年初開催となるドライビングレッスンが、袖ヶ浦フォレスト・レースウェイにて行なわれました。
今年初めての開催となるTetsuya Ota ENJOY&SAFETY DRIVING LESSONは、寒波の影響で雨に見舞われてしまいましたが、袖ヶ浦フォレスト・レースウェイには30名の参加者が集まり、ウェットコンディションの中、熱い走りを披露してくれました。好評のスパタイGP(スーパータイムアタックグランプリ)でも、参加者たちが少しでもタイムを上げようと愛車をコントロールする姿勢が印象的でした。
今回はフォルクスワーゲングループジャパンのご協力により、教習車にゴルフGTI、ゴルフR、シロッコRというフォルクスワーゲンが誇るプレミアムコンパクト3台が用意された他、体験試乗車として最新のシロッコTSI R-LineとトゥアレグHVの2台、震災支援展示コーナーの展示車としてシャランが来場。さらにランチ用のケータリング車も懐かしいフォルクスワーゲンバスが登場するなど、フォルクスワーゲンづくしの1日となりました。
午前中の座学では、講師の伊藤真一、青木拓磨両選手によるトークショーも。印象的だったのが、伊藤選手と青木選手のドライビングスタイルの違い。「レースを始めたのが遅かった自分にとって、拓磨のように瞬時に乗りこなすライダーは驚きだった」という「考える派」の伊藤選手に対し、青木選手が「8歳からポケバイに乗っていた自分は理論なんて考えたことがなかった。転んでなんぼ、という感じで限界を探っていた、もちろん今は違うアプローチですよ(笑)」と応酬していたのが印象的でした。
午後からは、いよいよウェットでの走行。まずは伊藤、青木両選手による先導走行で、路面のコンデイィションを確かめたあと、いよいよフリー走行&太田校長による同乗走行の開始です。今回からは先導走行で家族が一緒に乗れることになりました。講義で教わった走り方や同乗走行で体験した校長のラインを確認しながら、雨の中で徐々にペースも上がっていきます。
フリー走行の後はいよいよスパタイGPです。相変わらず降り続く雨の中、タイムアタックがスタート。ヒートアップする参加者を見て、校長が「タイヤの温度が下がっているからグリップしない。慎重に」とアドバイスする場面もありましたが、無事にアタックを終了。前走者のタイムが逐一アナウンスされる実況中継では人気モータージャーナリストの丸茂亜希子さんも加わって、会場を盛り上げてくれました。入賞者は表彰式でトロフィーや出光興産、フォルクスワーゲングループジャパン、丸茂さんから提供されたプレゼントの授与を受けました。
スパタイの結果はこちら
修了式では、伊藤選手が「震災から1年、町中トラックが溢れて復興に頑張っている。海沿いのガレキは片付いたが、そこにいた人のいない哀しみがある」と被災地の現状を報告。最後は震災復興応援チャリティーソング”RESTART”を全員で大合唱、復興への思いを新たにして一日を終えました。
◎校長/講師/ゲストコメント
「久々にフォルクスワーゲンに乗ったが、電子デバイスに助けられいい練習になった。またやりたい」(伊藤)
「太田さんの指示をみんなちゃんと守っているのに驚きました。シロッコRの制御はすごい。雨の中、FFでも何も起きなかった」(青木)
「スパタイではコンディション的に不利な人も出たようですが、これもモータースポーツです。雨の中で走れたことを貴重な経験として、高速道路での安全運転に活かしてください」(太田)
[参加者の声]
◎イベントについての感想を教えてください。
●雨の中のサーキットも面白いと思いました。
●楽しく得難い経験をした。
●内容が盛りだくさんでお得
●サーキットで走るのは楽しい。次はもっと上手くコーナリングできるようになりたい。
●同乗走行が一番勉強になります。
●本で学んだことが具体的に理解できた。
●充実している。晴れたらもっと良かったのに。
◎ドライビングレッスンの感想を教えてください。
●同乗している時にでも質問に的確に応えてくれたことがとても良かった。
●雨でいろいろ経験できた。
●奥が深い。
●雨の日のシビアさをあらためて知りました。
●今回がサーキット初走行だったが、座学→先導→講師運転→フリー走行と、順を追って学べたのが良かった。
●基本+αのαをもう少し増やして欲しい。雨の走り方ももう少し詳しく知りたかった。
●座学をもう少し長く聞きたかったです。
●講義を受講したあとで、考えながら運転できる。
◎太田哲也選手に教えてもらったことで印象深いことは?
●旋回ブレーキについての話
●水たまりになるべく真っすぐ突っ込むこと。
●思ったよりコンパクトにライン取りして、横Gを受けている時間が長かった。
●リアタイヤの使い方
●曲げるブレーキの意味が少しだが、分かった。
●みんなのことを気遣うこと。
参加者走行動画
車種:MiTO QV 恩田選手
スパタイGP ST2000:2位