開催レポート

2015年7月10日「Be a driver. マツダ・ドライビング・アカデミー with injured ZEROプロジェクト」開催レポート

  • 日時:2015年7月10日(金)
  • 場所:ツインリンクもてぎ

スペシャルレポート:ツインリングもてぎの魅力を探る>

去る7月10日(金)に、ツインリンクもてぎを会場として『Be a driver. マツダ・ドライビング・アカデミー with injured ZEROプロジェクト』が開催されました。 当アカデミーはマツダ車オーナーを対象としたドライビングレッスンで、元マツダのワークスドライバーで、その後、 幾多のトップカテゴリー・レースで活躍した自動車評論家/レーシングドライバーの太田哲也氏が校長を務めました。

太田校長によるドライビングレッスンでは、まず第一の大前提として事故が発生しないように配慮しています。 毎回、安全に走ることができるサーキットを会場としているのはそのためで、広大かつ平坦なスペースである ツインリンクもてぎの南コースなどは好例です。

また、太田校長は「モータースポーツにも社会に還元できるものが何かあるはず」だと考え、その信念のもとで様々な活動を続けてきましたが、 サーキットを会場としたアクシデント・ゼロを謳った「injured ZEROプロジェクト」を掲げたドライビングレッスンを構築したことにより、モータースポーツが安全につながるということ を実証できました。

今回ご紹介するBe a driver. マツダ・ドライビング・アカデミーは、サーキット走行未経験の方を対象とした 「ベーシッククラス」を主として開催され、ツインリンクもてぎを会場として、広大な広場に白線でコースが描かれ、コース全体を上から 見渡せる南コースにて、パイロンスラローム、定常円旋回、高速からのブレーキングといった基礎運転練習を行った後、 最後に国際レーシングコースである「もてぎ東コース」を走行し、座学で学んだ“カーブをスムーズに走るための現代的な方法=旋回ブレーキ”の 重要性などを体感しました。

マツダの開発スタッフによる講座も行われた今回は、マツダ車のオーナーがクルマの性能を知ることにより愛車との一体感をさらに深め、 ドライビングレッスンによって「運転の楽しさ」を体感し、スキルアップしたことにより交通安全や事故防止への意識を強めることができました。

太田校長によるドライビングレッスンをまだ受講したことがないという方は、正しい運転を楽しく学びながら、楽しい一日を過ごしましょう。


開会式で、まずマツダ株式会社 グローバル販売&マーケティング本部 ブランド戦略部 松崎庸輔さんからマツダ・ドライビング・アカデミーの説明があり、講師、スタッフ紹介も行われた。

太田校長による座学では、緊急回避は知識と経験により可能であること、摩擦円(図形)を使ったタイヤのグリップ変化のこと、加速時/減速時の荷重移動のことなどが分かりやすく説明された。

運転の基礎知識を習得し、クルマの運転を物理的に捉えることを学べた太田校長による座学の後、マツダ株式会社 車両開発本部 岡本隆秀さんと楠 弘隆さんによる「人馬一体講座」があった。

「人馬一体講座」にてマツダ車の開発思想や正しいドライビングポジションを学んだ後、参加者たちはマツダ株式会社 技術本部 山室利尚さんと中野信哉さんによる「もの造り講座」にてマツダのこだわりを知ることができた。

ランチタイムの後、南コースへ移動し、当ドライビングレッスンの恒例となっている集合写真を撮影しました。

実際に南コースを走る前に、TEZZO BASEメカニック遠藤による走行前点検講座が実施されました。

午前中の「人馬一体講座」にて学んだドライビングポジションをデミオを使って実践する時間も設けられました。

参加者が自分のクルマで走る前に、太田校長を始めとする講師陣による模範走行・同乗走行があり、実技のイメージをつかむことができました。

南コースでの最初のメニューはブレーキング(ABS)体験で、自車のブレーキ性能や路面状態の違い(散水車で濡らした路面もあり)による効き具合の差を体感しました。

次なるメニューは定常円旋回およびスラロームによって構成された複合コースを走る実技で、ここでの走行を通じ、クルマをコントロールすることの難しさを再認識しつつ、荷重移動を意識した走りを体感しました。

講師陣が参加者のクルマを運転したり、同乗走行もしてくれたので、回を重ねることに上達していくことを実感できました。定常円旋回では、一定速度での挙動およびその状態から加速した場合の挙動の変化を体験し、タイヤの限界(座学で学んだ摩擦円が表していたこと)、アンダーステア、オーバーステアについて解説してもらえました。

スラロームに置かれたパイロンは、大きなスパンから小さなへと不等に設置され、こちらでは、緊急回避をイメージした走りも学ぶことができました。バリエーションに富んだスラロームを構築できたのは、広々とした南コースだからこそ可能となったことだといえるでしょう。随時、講師陣から適切なアドバイスをもらえたので、参加者たちはどんどん上手くなっていきました。

マツダの最新モデルに乗ることができた体験試乗では、数多くの参加者が新型ロードスターで南コースを走りました。走り終わった後の皆さんの笑顔が印象的でした。

南コースは、物凄く見通しがいい広々とした平坦なスペースに白線でコースが描かれたものなので、アンダーステアやオーバーステアなどを安全に体験することができるわけです。

南コース周辺は日陰がないので、事務局がテントを用意し、ここが待機場所となりました。また、参加者にうれしい、お茶など飲料サービスがありました。

新型ロードスターのボディに使用された軽量パネルや、小型・軽量化されたエンジンブロック、そして、高張力鋼のサンプルなどが展示され、マツダが誇る最新技術を見て、触って知ることができました。

南コースでの実技を終えた参加者たちは自車に乗って東コースに移動し、パドックにクルマを整列させました。そして、太田校長のレクチャーに耳を傾け、サーキットを走行体験するにあたっての注意点を確認しました。

東コースでのサーキット走行体験は、参加者たちが安全かつ安心して走行できる速度域で実施され、先導車付きでの隊列走行といったかたちで行われました。

修了式では講師陣が総評を述べ、参加者全員に修了証と記念品が渡されました。





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