開催レポート

2016年7月2日『Tetsuya OTA Sports Driving School TOTO Circuit Experiance 2016 with injured ZEROプロジェクト』開催レポート

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【日時】2016年7月2日(土)
【場所】袖ヶ浦フォレストレースウェイ
【主催】(株)スポーツドライビングジャパン内Tetsuya OTAスポーツドライビングスクール事務局
【協力】ダイワグループ(マセラティ幕張、Toto BMW、MINI西東京、MINI杉並、アルファロメオ松濤、フィアット松濤、アバルト松濤)

取材・文/高桑秀典

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去る7月2日(土)に、幾多のトップカテゴリー・レースで活躍した自動車評論家/レーシングドライバーの太田哲也氏を校長とし、モータージャーナリストの中谷明彦、齋藤慎輔氏が講師を務める『Tetsuya OTA Sports Driving School TOTO Circuit Experiance 2016 with injured ZEROプロジェクト』が開催されました。今回も会場となったのは都心からクルマにて約1時間で行ける袖ヶ浦フォレストレースウェイです。

当スポーツドライビングスクールは、「injured ZERO」プロジェクト(一般道における死亡・負傷事故をゼロとすることを目標としている)の一環として開催されており、「安全運転を、楽しく学ぶ」をテーマに、一般道における死亡・負傷事故をゼロとすることを目標としています。クルマの運転が上手くなれば安全につながるという基本理念のもと、座学と実践で安全運転と交通マナーを楽しく学べる点が特徴です。

なお、当スクールの運営団体である株式会社スポーツドライビングジャパンは、国土交通省から平成27年度事故防止対策支援推進事業(社内安全教育の実施に対する支援)及び安全運転推進事業の対象事業者として認定された実績があります。

この認定は、当スクールがドライビングレッスンを通じて「レーシングドライバーによる運転者のヒューマンエラー事故防止コンサルティング」を推進してきた結果だといえます。安全運転コンサルティング・メニューの基本となっているのは、交通事故を減らすためには、クルマを自動運転化したり、道路を改善したりしてアクティブセーフティおよびパッシブセーフティを高める方向性だけではなく、運転者である「人」の教育や意識改革といった要素も欠かすことができないという考え方です。その想いに基いて、運転技術、マナー、安全への意識を向上させることを目的としたドライビングレッスンを開催しているのです。

今回は、その趣旨に賛同しているダイワグループ様(マセラティ幕張、Toto BMW、MINI西東京、MINI杉並、アルファロメオ松濤、フィアット松濤、アバルト松濤を展開している)から教習車が提供されました。また、ダイワグループの顧客が多く参加してくれました。なお、ダイワグループ様にご賛同いただくのは、今回で2回目となり、安全やマナーを学び愛車をより深く知る機会を日頃からご愛顧頂いているユーザーの皆さんに提供したいというダイワグループ様の熱意により実現しました。

教習車の顔ぶれは、マセラティ幕張様より、マセラティ グラントゥーリズモおよびマセラティ クアトロポルテ S。Toto BMW様より、BMW M2 クーペおよびBMW 740i。MINI西東京様、MINI杉並様より、MINI 3Door ジョン・クーパー・ワークスおよびMINI 5Door クーパーS ジョン・クーパー・ワークス パッケージ。アルファロメオ松濤様より、アルファロメオ 4Cおよびアルファロメオ ジュリエッタ QV。フィアット松濤様より、フィアット 500Xというものでした。各ブランドからスポーティなクルマがピックアップされたわけです。

先導付体験走行クラスおよびフリー走行付セーフティドライビングクラスを受講した参加者たちは、豪華なラインナップとなった教習車での体験試乗やサーキットガイドクルーズ(講師陣が運転するクルマに同乗し、走行ラインなどのレクチャーを受ける)にて、ドライビングに関する知識、意識、技術の向上を目指しました。

今回も座学・同乗試乗クラスが用意されましたが、このクラスが設定されていることからも分かるように、太田哲也校長、中谷明彦講師、齋藤慎輔講師らによる座学を受講するだけでも安全運転と交通マナーについて十分学ぶことができます。女性やビギナーは、まず座学・同乗試乗クラスを受講し、徐々にステップアップしていくのがベターなので、気になる方は次回の開催予定をチェックしておくといいでしょう。

 

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参加者受付が始まる前の最初のプログラムとして、8時からTEZZO BASEメカニック遠藤による走行前点検講座が実施されました。

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受付後、レッスン参加者によるパドック特設コースでの体験試乗会が実施されました。参加者たちは、パイロンスラロームを中心としたコースにて、BMW M2 クーペ、マセラティ グラントゥーリズモ、マセラティ クアトロポルテ S、アルファロメオ 4Cなどを実際に走らせることができました。今回もレッスン参加者たちの笑顔が印象的でした。

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開会の挨拶および講師紹介の後に行われた座学の第一部では、まず、太田哲也校長から「緊急回避は知識と経験で可能。危険だと思って走ることが安全につながる。皆さんには理論派を目指してほしい」といったことがレクチャーされました。齋藤慎輔講師は荷重移動の図形を使い、「事故防止のための緊急回避と荷重移動」についてレクチャーしました。

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座学の第二部では、中谷明彦講師が袖ヶ浦フォレストレースウェイのコース図を使い、「安全・上手な袖ヶ浦攻略法と落とし穴の箇所」をレクチャーしました。

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株式会社モトーレン東都 代表取締役 湯本拓治氏、株式会社トリコローレ東都 代表取締役 末次慎之介氏、株式会社ファイブスター東都 代表取締役 髙野光司氏の挨拶もあり、各ブランドの魅力について語ってくれました。

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講義後に「injured ZERO」プロジェクトの趣旨説明、タイムスケジュールや旗の説明、そして、安全に関する注意事項の確認などもありました。

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Studieの鈴木康昭氏(鈴木氏は太田校長のことを『永遠のヒーロー』として仰ぎ、太田校長は鈴木氏のことを『ビジネスの師匠』と仰いでいる)とモータージャーナリストの嶋田智之氏および中谷明彦講師を交えたトークショーでは、まず鈴木氏を中心としてBMW M2の話題で盛り上がり、その後、嶋田氏を中心としてアバルト124スパイダーについて議論した。中谷講師はマセラティがサーキット走行も楽しめるクルマであることを論理的に語ってくれました。

 

ランチタイム&トークショーの後、当スクールの恒例となっている集合写真を撮影しました。

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サーキットガイドクルーズでは、講師陣が運転する教習車に同乗し、プロならではの走行ラインを学ぶことができました。なお、サーキットガイドクルーズの出走前に、各コーナーのクリッピングポイントに緑のパイロン、ブレーキングポイントに黄色のパイロン、危険な箇所に赤のパイロンが置かれました。レッスン受講生たちは、実走行の前に、それらの正確な位置を講師陣が運転するクルマから知ることができ、安全なベスト・ラインを学ぶことができたわけです。

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同伴者を対象としたジャーナリストの嶋田氏がドライブしたサーキットサファリも好評でした。講師陣の運転によってサーキットを高速で駆け抜ける各車をサファリカーから眺めることができました。

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先導付体験走行クラスを受講した参加者たちは、齋藤慎輔講師からスラローム走行レッスンに関する説明やアドバイスを受け、パイロンが並べられたパドック特設コース(ブレーキングポイントに水が撒かれました)を走行。その後、先導車付きで本コースも走行しました。

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フリー走行付セーフティドライビングクラスを受講した参加者たちは、先導車に続くかたちで本コースを慣熟走行した後、午前中の座学で習ったことを意識しながらフリー走行を行いました。

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走行の合い間にアドバイスタイムが設けられ、質問も受けつけました。当スクールは講師陣と受講者の距離が近い点も特徴としています。

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受講者たちによる走行が終了した後、太田哲也校長、齋藤慎輔講師、中谷明彦講師らがデモランを披露しました。

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「4C CLUB」がパレードランを行いました。太田校長の友人である世界的工業デザイナーの奥山清行氏も自身の4Cで参加し、パレードランに参加した受講者が愛車にクラブ・ステッカーを貼る際に奥山氏が手伝うという貴重なシーンを撮影できました。奥山氏のアドバイスにより、今後「4C CLUB JAPAN」に改名することになりそうで、現在、太田校長と奥山氏の間で、どちらが会長に就任するのかをお互いに押しつけあっています。また、太田校長がアルファロメオ 4C tuned by TEZZO(TEZZO 4C)で登場し、4Cオーナーたちはそのモディファイ箇所に興味津々でした。今回、奥山氏もTEZZO 4C クワトロlxy-s スポーツマフラーとDTT ECUチューン(Digi-Tec by TEZZO) for アルファロメオ 4Cを装着/施工しての走行を楽しみ、「これまでよりも走りやすかった。タイムアップしました」とコメントしてくれました。

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教習車を提供してくれたダイワグループ様が各ディーラーで取り扱っている輸入車を展示。パドック内には受講者にアクセサリー等を提案する各ショップのテントも出現しました。

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コース上での最終プログラムとして、スクールに参加した全車によるパレードランを行いました。

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太田哲也校長、ダイワグループ様のスタッフ、そして、奥山清行氏らが整列し、パレードランを終えて帰路につく受講者たちを見送りました。次回も皆さまのご参加をお待ちしております。





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