10月23日(土)に太田哲也のエンジョイドライビングレッスンRd.5を開催しました。
日時:10月23日(土)
場所:ヒーローしのいサーキット
協力:フィアット・グループ・オートモービルズ・ジャパン、出光興産、スタンド21
【レポート】
ヒーローしのいサーキットでのエンジョイドライビングレッスンは今年2回目。「日本のニュル(栃木のニュル?)」とも呼ばれるアップ&ダウンが多く、ワインディングのような変化にとび、初心者から経験者まで学ぶべきポイントがたくさんある面白いサーキットです。
参加者たちは、朝集合すると
「大丈夫かな?」「すごいコースだ」と心配そうです。
でも、こういうコースこそ生きてくるのが座学です。
特に、太田選手が座学で重点を置いている「曲がるためのブレーキ」というのを実践すべきところがたくさんあるコースです。逆に言えば、それが実践できないと、スピンをしたり、ベストラインが走れない、というわけで、座学から参加者みなさん真剣に取り組んでいました。
座学の後に、太田車に続いてベストラインをトレースするカルガモ走行が行われます。今回、教習車にはフィアット・グループ・オートモービルズ・ジャパン協力によるアルファロメオの新型車、MiTo TCTが採用されました。
ベストラインを実践した後は、いよいよフリー走行です。
アップダウンがあり、直線的にブレーキングできないコーナーもありましたが、初めての参加者もきっちりと座学で習ったことを試していました。
また、その合間には皆さんお楽しみの太田選手による同乗走行を実施します。今回は、参加者の車での走行もあり、「自分の車の素性がこんなに違うとはビックリ」と皆さん興奮した様子でした。
Alfa MiTo TCTでの同乗走行をチョイスされた参加者は、新型アルファロメオを太田選手のドライブで堪能し、「予想以上にシフトチェンジがスムースで、十分走れるポテンシャルがある」と、その楽しさを実感したようでした。
今回は、途中で走ったばかりの映像を使っての、ビデオ教習も実施。コーナリングのポイントやベストラインの取り方などを改めて太田選手が指摘し、午後の走行にも役立てることができました。
最後に、修了式が行われ、参加賞(出光キャッシュプリカ)がプレゼントされました。
総評として太田選手は、こう話していました。
「ハードで難しいコースだと皆さん心配していたけど、全員無事でよかった。こういうコースは変なラインを走ると落とし穴があるけど、ベストラインを走っていれば、大丈夫。サーキットは目で走るものではなく、体で感じるもの。反射神経や運動神経を使うのではなく、理論から打ち出した予測に従って走ることが大切です。一発のタイムを狙うのではなくて、考える量を増やせばスランプなく確実にうまくなります」
【PHOTOレポート】
【参加者の声】
1.ドライビングレッスンの感想
2.太田哲也選手に教えてもらって印象深いこと
1.晴天に恵まれ、大いに楽しめました。高速とテクニカルがミックスされた難しいけどその分楽しい走りがいのあるサーキットでした。
2.荷重移動と摩擦円のうまい使い方で無駄なく走ること。
(S2000)
1.サーキットの走り方について初めて教えて頂きました。とても有意義な時間を過ごせました。
2.車の重心と摩擦の関係について、とブレーキの使い方。今までスピードを落とす、止める為だけだと思っていましたので、曲がるためにもブレーキを使うことには驚きでした。(アルファロメオスパイダー)
1.今回も楽しく参加させていただきました。ただ、最初の1本は2回目の参加ということもあり、力んでしまいました。冷静になる必要性を学びました。
2.知った上で(学んだ)実践するということ。
(アルファロメオ159 2.2)
1.ヘアピンでの荷重の掛け方、旋回ブレーキなどを実践するのに適したコースだったと思います。待ち時間などほとんどなく、充実した内容だったと思います。
2.旋回ブレーキ、ヘアピンの曲がり方、S字での切り返し。
(アバルトグランデプント)
1.前回教えて頂いたことで忘れてしまっていたことを再確認できた。自分でやっていたつもりでも太田さんの隣に乗ると、全くと言っていい程できておらず、勉強になった。コースがおもしろかった。
2.車の特性だけでなく路面の状態や天候によっても頭で考えながら乗るということ。頭で考えて乗る!! ノーマル車でもドライビング次第で全く次元が違うというのが実感できた。
(アルファロメオMiTo)