8月21日(土)に太田哲也のエンジョイドライビングレッスン・TEZZO杯Rd.4&サーキットランチミーティングを開催しました。
日時:8月21日(土)
場所:日本自動車大学校
協力:フィアット・グループ・オートモービルズ・ジャパン、出光興産、スタンド21、大塚製薬、山田うどん、ホリデーオート
【レポート】
昨年以来、夏休み恒例となったエンジョイドライビングレッスン&サーキットランチミーティングが今年も開催されました。
猛暑が心配されましたが、曇り空で、いささか過ごしやすい気候となりスタッフもひと安心です。
早朝からアルファロメオやアウディなど参加者が続々と集まり、朝一番は恒例のGTO(太田選手)による座学です。
荷重移動、摩擦円といった基本的な理論から、止まるためではなく曲がるためのブレーキの使い方といった実践的な話まで充実した内容で行われました。
その後は、メカニックによる「点検アドバイスタイム」が行われ、サーキット走行前、走行後にチェックすべき箇所などについてレクチャー。
そして、いよいよ走行タイムとなります。
マイペース走行1グループ、スポーツ走行2グループに分かれて走行します。
メニューは、太田車に続いてベストラインをトレースカルガモ走行、フィアット・グループ・オートモービルズ・ジャパン協力によるAlfaの新型車、MiTo QVによる同乗走行、そしてフリー走行と盛りだくさんな内容です。
同乗走行は、ベストラインだけでなく、プロレーサーのドライビングスキルを間近で学べる特別なもの。
参加者は、その後のフリー走行で勉強した内容をそれぞれに取り入れ、徐々にスムーズにスピードアップしていく様子が見ていてよくわかりました。
レッスンの最後は、通常は1分程度のコースを1周2分に最も近いタイムで走った人が優勝!というTEZZO杯を実施。表彰者にはAlfa MiToのベストが賞品としてプレゼントされました。
ドライビングスクール後は、お待ち兼ねのサーキットランチミーティングです。
ノンアルコールビールで乾杯した後は、本格石釜ピザと冷やしうどんを美味しくいただきました。その後は、参加者同士による車談義が盛り上がり、「車」「モータースポーツ」を通じて、輪が広がった一日となりました。
取材に訪れた「ホリデーオート」副編集長加藤氏は、「皆さん、クレバーな走りをしていて大変驚きました。太田さんが教えられていた「車は壊さず走る」「車好きを増やす」というテーマに僕は大賛成。皆さんもお友達やご家族を誘ってどんどん仲間を増やしていきましょう。ハマってしまうと抜けられないのが魅力ですからね(笑)」
最後に、修了式が行われ、豪華な参加賞(出光キャッシュプリカとアルファロメオレジャーシート)がプレゼントされました。
総評として太田選手は、こう話していました。
「ドライビングは目からの情報ではなく、体で感じるもの。頭で考え、体で車の動きを感じられれば、リスクが減り、事故のない運転ができるはず。速く走るよりもうまくなることが大事。それが皆さんに伝わり、よかった」
【PHOTOレポート】
☆写真協力/ホリデーオート
【参加者の声】
1.ドライビングレッスンの感想
2.太田哲也選手に教えてもらって印象深いこと
3.MiToクアドリフォリオヴェルデによる太田選手サーキットタクシーの感想
- 考えながら走ることを心がけて臨むものの、いつも途中で速く走ることに意識が傾いてしまいがちであったが、今日は冷静に走ることができた。やはり理論は非常に大切だということを学んだ。
- タイヤのグリップは葉書き1枚分ということと、直線をいかに速く走るかということ、そのためのアプローチが今回かなり自分の中で変化があった。
- メリハリの効いた走りをいつも真似しようと思うのだが、実際に走るとバタついてしまい太田さんのようにはまだまだ走れない。
(Alfa145 男性)
- 久しぶりの走行で不安でしたが、本格的な座学や他の皆さんのおかげで楽しく、そしてとても勉強になりました。ミッドシップを乗っていたのですが、FFでも変わらずに運転できました。
- 曲がるためのブレーキング
- 運転のメリハリ、ブレーキを踏む時はしっかり踏む、ステアリングの切り方
(Alfa MiTo 男性)
- ブレーキによって早く方向を変える。立ち上がりを早くする。
- ノーマルでもポテンシャルが高い! 安定感がある。
(Audi S4アバント 男性)
- 体で荷重移動の大切さを体験できて、非常に有意義でした。
- 荷重移動とブレーキングの大切さを学ばせて頂いた。
- ライン取りと荷重移動、ブレーキングが全く異なった走りでしたので、驚きとともに非常に勉強になりました。
(Audi 男性)
- 毎回勉強になります。数回目の参加ですが、少しですが、太田さんにお教えいただいたことが、出来るようになっていると思っています。
- ライン取りが一番印象深いです。
- 同乗走行後、ノーマルと聞いてビックリしました。
(Alfa GT2.0 男性)
- スポーツ走行というと、がむしゃらに攻めてタイムを上げようというイメージだったが、安全に丁寧に走れば自然と速くなってくることに気付けてよかった。また、ブレーキングも踏み方によって同じクルマを同じ人が運転しても全く曲がり方が違うことに驚いた。
- ブレーキは止まるためではなく曲げるためということ。
- ノーマルのMiToがあそこまで鋭い走りをすることに驚いた。
(マセラティギブリ 男性)
- 今回初めて参加させて頂きました。イベントとして素晴らしいと思います。サーキット走行の楽しさを知ることが出来ました。
- まず、ブレーキを残す走りです。コースでも試しましたが、とてもすごいことだと思いました。
- ノーマルでもここまで走れるとは思いませんでした。
(Alfa 147TI 男性)
- とても楽しかったです。クルマに手を入れることで、多少のミスは隠せるんだってことがよくわかりました。焦って走るとダメ。147は正直に反応してくれて勉強になりました。
- カーブで落ちたスピードを直線で早く取り戻す。加速は大変だ、ということ。
- 最後のヘアピンの出方、途中の加速の仕方、シケインの入り方、曲がり方、出方、大変参考になりました。
(Alfa 147 女性)
- 今回2回目ということで前回より落ち着いて挑むことができました。座学で教えて頂いたことを意識しながら取り組めたのが今回の成果です。次回は、教えて頂いたことを実現できるように頑張ります。
- カーブでのブレーキの使い方がとてもわかりやすく、勉強になりました。前回、なんとなく…と思っていた荷重移動も、より理解できたと思います。
- 座学で教えて頂いたことを身をもって感じました。
(MINI COOPERS 女性)
【メディア掲載】
この模様は、ホリデーオート10月号に掲載されました。