マスタング V8 GTクーペ
〔インプレッション〕(場所:袖ヶ浦フォレストレースウェイ)
このクルマ。先に言っておこう。
「スポーツカー」というジャンルではなく「アメリカンマッスル」というジャンル。つまり、スポーツカーに求める操縦性は求めるものではない。
スロットルを床まで踏み込み、深くリアサスペンションが沈みこむ。激しいスキール音とタイヤスモークをサイドミラーで確認し、V8・5リッター、腰がシートに押し付けられる、その暴力的加速に酔いしれればよい。
でも、知りたいでしょ??どんなんか・・・
ロール、ピッチングとも大きく、バス?トラックのよう!??また、ブレーキも1.7トンにはプア。ブレーキング初期踏力でノーズはドカン!と下がり、リヤは大きくリフトするその大きなピッチングからすればロールは少なめに感じるかもしれない。
マスタングを速く走らせるには相当な「腕」も必要。
リアサスペンション形式はソリッドアクスル。あえて!?伝統を踏襲し古きアメ車の乗り味を忠実に!?再現している。しかし、しつこく言うが、そんなことはどうでもよい!!
なぜなら「マスタング」だから!!!!
アメリカフォードが、あえて創ったレトロでアナログな乗り味はアメ車ファンの期待を裏切らなかった!!とにかくV8・5リッターのえげつない加速を堪能しようじゃないか!