日時:2017年3月4日(土)
場所:袖ヶ浦フォレストレースウェイ
主催:(株)スポーツドライビングジャパン内Tetsuya OTAスポーツドライビングスクール事務局
協力:TEZZO、伊藤園他
去る3月4日(土)に、幾多のトップカテゴリー・レースで活躍したレーシングドライバー/自動車評論家である太田哲也氏を校長とする『injured ZEROプロジェクト Tetsuya OTA ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON』が開催されました。会場となったのは、都心から約1時間で行ける袖ヶ浦フォレストレースウェイです。
当スポーツドライビングスクールは、国土交通省安全運転推進事業の「injured ZERO」プロジェクト(一般道における死亡・負傷事故をゼロとすることを目標としている)の一環として開催。「安全運転を、楽しく学ぶ」をテーマに、一般道における死亡・負傷事故をゼロとすることを目標としています。クルマの運転が上手くなれば安全につながるという基本理念のもとで、座学と実践で安全運転と交通マナーを楽しく学べる点が特徴です。
「injured ZERO」プロジェクトは、運営会社である株式会社スポーツドライビングジャパンが国土交通省から平成28年度安全運転推進事業として開催されております。交通事故を減らすためには、クルマを自動運転化したり、道路を改善したりしてアクティブセーフティおよびパッシブセーフティを高める方向性だけではなく、運転者である「人」の教育や意識改革といった要素も欠かすことができないという考え方が認められた結果だと思います。
スクールのクラス分けは、ベーシックレッスンクラスとアドバンスレッスンクラスの2つで、前者はヘルメットを被らなくてもOKという、サーキット入門者を対象としたクラス。後者は学びながら、フリー走行も走れるクラスでした。
参加者受付が始まる前の最初のプログラムとして、走行前点検講座が実施されました。
ドライバーズミーティング&座学では、まず齋藤講師による袖ヶ浦の安全な攻略法について講義がありました。また、太田校長からも事故を起こさないための措置として、当スクール特有のコース設定の説明がありました。
その後、太田校長の講義では、サーキットを走る上での「マナー」の話が中心となって行われました。今回は、事前学習でeラーニングを試験導入したとあって、基本講義を事前に勉強したうえで、当日の講義を受けるという内容を取り入れてみました。
座学とドライバーズミーティングの後、当スクールの恒例となっている集合写真を撮影しました。
集合写真撮影後、袖ヶ浦フォレストレースウェイのコースを実際に走行しながら講師による解説や質疑応答を通して安全な走り方を学ぶというガイドクルーズ講習が行われました。
ベーシックレッスンクラスを受講した参加者たちは、斎藤講師からスラローム走行レッスン(参加者が愛車で荷重移動の体験)に関する説明やアドバイスを受け、パイロンが並べられたパドック特設コースを走行しました。その後、先導車付きでの本コースも走行しました。
アドバンスレッスンクラスは、先導車に続くかたちで本コースを慣熟走行した後、午前中の座学で習った荷重移動や旋回ブレーキのことなどを意識しながらフリー走行を行いました。また、走行後には、講師によるアドバイスタイムが行われました。
今回も伊藤園様協賛の飲み物サービスがありました。
レッスン参加者に修了証が渡された後、講師陣からの総評と山路スピリット(サーキットでも一般道でも、走っているすべての人をリスペクトする)に関する説明がありました。今回も参加者は安全運転とドライビング技術の大切さについて身をもって学ぶことができました。
ベーシックレッスン個人レッスンには、ご一家で参加されたファミリーがいらっしゃいました。AT免許を解除したばかりだというS2000でご参加の娘さんは、辛口評価の齋藤講師がはじめて「5点」をつけるなど、みるみるうちに荷重移動とスラロームを習得して、成長されていました。
併催イベントとしてアルファロメオ4Cクラブジャパン発足を記念して、アルファロメオ4C特別レッスンも開催。世界的工業デザイナー奥山清行さんも参加されました。「講師が横について荷重移動のレッスンをしてもらい、アルファ4Cならではの運転の仕方がわかりました」と参加者にも好評でした。