2013年6月15日(土)
場所:袖ヶ浦フォレスト・レースウェイ
協力:出光興産、フォルクスワーゲングループジャパン、ブリヂストンタイヤジャパン、フィアットクライスラージャパン、袖ヶ浦フォレストレースウェイ、三菱ふそうトラック・バス他
【レポート】
今年で3年目となる「Tetsuya OTA 出光 ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON with Volkswagen」が袖ヶ浦フォレスト・レースウェイにて行なわれました。梅雨のシーズンということもあり、座学を行っていた午前中は雨模様に見舞われましたが、座学終了後に外に出た頃には晴れ間も見えて、大盛況のうちに終わりました。
午前中はフォルクスワーゲングループジャパンの協力により、The Beetleカブリオレと発売前のGOLF7の試乗、up!のシティーエマージェンシー機能の体験を実施しました。
体験試乗された参加者様から、The Beetleの感想として
「カブリオレなのに剛性が素晴らしい!」「静かでいいですね」
発売前のGOLF7の感想として
「高級な身なりですが、スポーティーで驚きました!」「ハンドル操作が軽くスラロームが楽しいし、サーキットでも魅力的な車です」
up!のシティエマージェンシー機能について
「本当にガツンと止まって印象的だった!」「メカの進化に驚いた!」
という、それぞれに称賛のお声をいただき、フォルクスワーゲンの最新の技術を知る良い機会になりました。
体験試乗会の終了後に受付が行われ、いよいよドライバーズミーティングと座学の開始です。
太田哲也を校長とする「太田哲也スポーツドライビングスクール」は、基本的理念として「運転がうまければ安全につながる」をテーマに掲げており、”安全”なモータースポーツの底辺拡大を目指して、今回は初心者向けとして「エンジョイ・ドライビングレッスンクラス」も開講しました。
座学開始前に、出光興産株式会社販売部販売一課課長の神野様からご挨拶をいただきました。
午前中の座学としては、斎藤慎輔講師によるミニチュアカーを用いて分かりやすく、かつ物理学的な考えに基づく「摩擦円と荷重移動」を意識して走る基礎講座。
今回初めて講師として来ていただいた砂子塾長からは、サーキットを走る際のポイント等を講義。
「走行記録」という考え方のレクチャーなどをいただきました。
「恐いと感じるところは、克服する必要はない。なぜ恐いか?
理由は不確かだから。
大丈夫と思えるまで、積み上げていけば、ある日、「恐くない」と思える日が来ます」
太田校長からは、「マナー」について、より実践的な走り方をレクチャーしてもらいました。
「モータースポーツの世界へようこそ!
今回、太田校長と砂子塾長は、15年前に富士の事故以来の競演。
「奇跡のようなこと。こうしてまた同じ場所に戻ってきてサーキットという場所で、
レーシングスーツを着て一緒に仕事をできることを、本当にうれしく思います」
と砂子塾長。
座学の後は、フォルクスワーゲンの最新車両である新型GOLF7について、フォルクスワーゲングループジャパンの広報部長の丸田様からご紹介いただきました。
つづいて、サーキットのホームストレートにて参加者と同伴者、スタッフ全員で記念撮影。
この瞬間、奇跡的に雨が止み、素晴らしい笑顔での記念写真を撮る事が出来ました!
写真撮影後、新型GOLF7を筆頭に、オーナー様の車両も含めたフォルクスワーゲン全車両パレードラン。壮観です!
今回、同伴者とお子様にも楽しんでいただこうと、GOLF TURAN & SHARANを使っての「サーキットサファリ」が行われ、自然に囲まれたサーキットと快適な走行性を誇るGOLFTURAN & SHARAN を同伴者様達にも楽しんでいただけました。
同時に、新型GOLF7を使って、「サーキットタクシー」という講師によるサーキット同乗走行も行われ、サファリ参加者の方々からも講師陣のドライビングを間近で見て盛り上がっていただくことが出来ました。
サーキットサファリの後は、お楽しみのランチタイム&トークショー。
蒸し暑いけどスタミナをちゃんと補給したい!という皆様に嬉しい、和風ハンバーグランチ。しっかりエネルギーチャージ出来ました。写真中央は、このドライビングレッスンに華を添える、司会兼レースクイーンの藤咲理香さんです。
食後は、フォルクスワーゲングループジャパンの広報部長の丸田様とTipo編集長佐藤様、斎藤慎輔講師、砂子塾長、太田校長をパネリストに「フォルクスワーゲンとモータースポーツ」というテーマでのトークショーを行いました。
天気も回復してきた中で、午後の走行レッスン開始です!
今回は習熟度別に、初心者向け「エンジョイ・ドライビングレッスンクラス」、中級者向け「サーキット入門セィフティレッスンクラス」、サーキット走行に慣れ親しんだ上級者向け「スポーツ走行会(スパタイGPブリヂストンカップエントリー込み)」の3つのクラスに分けました。
エンジョイ・ドライビングレッスンクラスでは、パドック上にて斉藤慎輔講師による丁寧な指導が行われ、皆様熱心に耳を傾けておりました。
サーキット入門セィフティレッスンクラス参加者とスポーツ走行会参加者の皆様は、サーキット上をフリー走行し、講師によるサーキットタクシーにて同乗走行が行われました。プロレーサーのコーナリングを体感できる、貴重なレッスンとなりました!
しばしば小雨が降っていましたが、参加者様からは「ウエット路面でのコーナリングの良いレッスンになった」というお声も上がりました。
休憩時間を兼ねて、講師陣によるアドバイスタイムを設けました。
参加者の皆様からの質問に一つ一つ、熱い回答を返す講師陣でした。
講師陣によるデモ走行を見学してから、スパタイGPブリヂストンカップが開催されました!(エンジョイ・ドライビングレッスンクラスとサーキット入門セィフティレッスンの両クラスの皆様は観戦です)
座学およびフリー走行で得た知識と経験をもとに、スパタイGPのスタートです!
車種、排気量別にクラスに分かれて走行へ。フォルクスワーゲンクラス、アルファロメオ/アバルトクラス、フィアットクラス、ST3000のそれぞれのクラスで走行し、手に汗握る大会になりました!
走行が終わり、続いて表彰式、修了式に移りました。
今回、いつもイベントを支えてくださっている出光様をはじめとして、今回ご協賛いただきましたブリヂストン様、フォルクスワーゲングループジャパン様、フィアットクライスラージャパン様などからたくさんのプレゼントをいただきました。
今回は、砂子塾長のご好意により、塾長が専属ドライバーを務めている「東京バーチャルサーキット」のチケットを賞品とした砂子塾長賞を設けました。
また、エンジョイドライビングレッスンクラスとセィフティサーキットレッスンクラスの皆さんと、じゃんけん大会でPOTENZAチェアーとブリヂストンTシャツをプレゼント。
出光オイル賞としてエンジンオイルをゲットしたのは、川原選手で、「日頃から我々のカーライフを支えてくれているエンジンオイルの大切さを、改めてみなさまにお伝えしたい」という意味を込め、ZEPROレーシングフルオイルセット(交換工賃無料)1台分を差し上げました。
そして、審査員特別賞となるMVP POTENZA賞。参加者の皆様の中から「マナー」「社会貢献度」「普及活動にご協力いただいた方」など様々な要素を、太田校長をはじめとする講師陣と審査委員の協議により判断し、ブリヂストン POTENZA RE-11Aが1セット1台分贈られるという豪華なもの。今回、授与されたのは FIAT500のオーナーの稲葉選手でした。
最後は太田校長を筆頭に、講師陣による総括、そして「クルマで日本を元気にする」という大会テーマに基づき、恒例の参加者・スタッフ全員による「RESTART」の熱唱で締めくくられました。

Tipo編集長の佐藤様と、
日本自動車大学校(NATS)のインターン生
若者のクルマ離れが叫ばれる昨今ですが、これからを担う若い世代に対してクルマをもっと好きになってもらおう!というきっかけを作る取り組みとして、今回はインターン生を受け入れました。
3人とも先輩を手本に、テキパキと働いてくれました!