開催レポート

2015年9月19日「injured ZEROプロジェクト Tetsuya OTA ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON with NISSAN」開催レポート

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  • 日時:2015年9月19日(土)
  • 場所:袖ヶ浦フォレストレースウェイ
  • 主催:(株)スポーツドライビングジャパン内Tetsuya OTAスポーツドライビングスクール事務局/NPO法人 KEEP ON RACING
  • 協力:日産自動車(株)、三菱ふそうトラック・バス(株)、伊藤園他

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去る9月19日(土)に、幾多のトップカテゴリー・レースで活躍した自動車評論家/レーシングドライバーである太田哲也氏を校長とする「injured ZEROプロジェクト Tetsuya OTA ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON with NISSAN」が開催されました。会場となったのは、都心から約1時間で行ける袖ヶ浦フォレストレースウェイです。

当スポーツドライビングスクールは、国土交通省安全運転推進事業の「injured ZERO」プロジェクト(一般道における死亡・負傷事故をゼロとすることを目標としている)の一環として開催。「安全運転を、楽しく学ぶ」をテーマに、一般道における死亡・負傷事故をゼロとすることを目標としています。クルマの運転が上手くなれば安全につながるという基本理念のもとで、座学と実践で安全運転と交通マナーを楽しく学べる点が特徴です。

「injured ZERO」プロジェクトは、既述したように以前から国土交通省後援事業として展開されてきましたが、先日、当スクールの運営団体である株式会社スポーツドライビングジャパンが国土交通省から平成27年度事故防止対策支援推進事業(社内安全教育の実施に対する支援)の対象事業者として認定され、さらに安全運転推進事業として認められました。

それは、当スクールがドライビングレッスンを通じて「レーシングドライバーによる運転者のヒューマンエラー事故防止コンサルティング」を推進してきた結果だといえます。安全運転コンサルティング・メニューの基本となっているのは、交通事故を減らすためには、クルマを自動運転化したり、道路を改善したりしてアクティブセーフティおよびパッシブセーフティを高める方向性だけではなく、運転者である「人」の教育や意識改革といった要素も欠かすことができないという考え方です。

その想いに基いて、Tetsuya OTAスポーツドライビングスクール事務局では、運転技術、マナー、安全への意識を向上させることを目的としたドライビングレッスンを開催しているわけです。

日産自動車様と当スクールのコラボレーションのよるスポーツドライビングスクールは昨年の9月にも開催されました。「“やっちゃえ”NISSAN」というインパクトのある言葉をキャッチフレーズとしたCMが連日流れているため、皆さんもご存知だと思いますが、日産自動車は「技術で挑戦する」ことに心血を注いでおり、その一環としてドライバーをサポートする運転支援技術の発展およびクルマの安全性を向上させることに努めています。

つまり、日産自動車が考える安全に対する様々な取り組みと当スクールの趣旨である「人」の教育や意識改革を重要視した基本コンセプトが一致した点で、再びコラボレーションが実現することになりました。

9月19日のスクールには、日産自動車様のご協力で、3台のエクストレイル 20X HYBRIDが教習車として提供され、豪華なラインナップとなりました。参加者たちは体験試乗会やサーキットタクシーにて、最新技術を満載したハイブリッドSUVでしか味わうことができない洗練されたドライブフィールを堪能することができました。

スクールのクラス分けは、ベーシックレッスンクラスとアドバンスレッスンクラスの2つで、前者はヘルメットを被らなくてもOKという、サーキット入門者を対象としたクラス。後者はフリー走行を中心としており、スポーツ走行経験者も大満足という充実内容のクラスでした。

 

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 参加者受付が始まる前の最初のプログラムとして、TEZZO BASE遠藤メカニックによる走行前点検講座が実施されました。

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パドックに設けられたアトラクション「クルマでダーツ!」にて、車両の全方位を俯瞰で見渡せる画期的装備「アラウンドビューモニター」を体験しました。

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アラウンドビューモニター・システムの基本となるのは、前後左右に設置された4つの広角カメラ。左右両方向を映すサイドブラインドビュー、前方を映すフロントビュー、後方を映すリアビューをもとに、4つのカメラからの映像信号を映像処理ユニットに集めています。そこで映像処理を行い、4つの画像を変換・合成することで、あたかも自分がクルマの真上から愛車を見ているようなトップビューが生まれるわけです。

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受付後、レッスン参加者は「クルマでダーツ!」と共にパドック特設コースでの体験試乗会を楽しみました。参加者たちは、パイロンスラロームを中心としたコースにて、エクストレイル 20X HYBRIDを走らせました。

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ドライバーズミーティング&座学では、まず太田校長の講義がありました。「交通事故の9割はヒューマン・エラーが原因。ドライバーの安全に対する意識を上げないと事故は減らない。知識と経験で緊急回避は可能である。最近は旋回ブレーキを使ってコーナリングするのが主流」といったことをテーマとしたレクチャーでした。摩擦円を使ったタイヤのグリップ変化の説明や荷重移動の重要性に関する講義も行われました。そして、日産自動車(株) 車両開発主管の東倉伸介さんも挨拶しました。

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講義の第2部として、日産自動車(株) 車両開発主管の東倉伸介さんによる「エクストレイル開発“秘話”」を拝聴することもできました。エクストレイルがあらゆるシーンで余裕の走りを披露できるのは先進のシャシー制御技術を採用しているからで、それはアクティブエンジンブレーキ、アクティブライドコントロール、コーナリングスタビリティアシストによって実現しているとのことでした。

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講義の第3部は斎藤慎輔講師による「斎藤流 安全・上手な袖ヶ浦攻略法と落とし穴の箇所」でした。講義後に「injured ZERO」プロジェクトの趣旨説明、タイムスケジュールや旗の説明、そして、安全に関する注意事項の確認などもありました。

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ランチタイムに、太田校長、日産自動車(株) 車両開発主管の東倉伸介さん、斎藤講師、ホリデーオート加藤編集長らによる「“やっちゃえ”NISSAN」、「自動運転と安全」をテーマとしたトークショーも行われました。

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ランチタイム&トークショーの後、当スクールの恒例となっている集合写真を撮影しました。

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集合写真を撮影した後もパドック特設コースにてエクストレイル 20X HYBRIDの体験試乗会を楽しむことができました。

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今回の目玉(新企画)として実施された「サーキットガイドクルーズ」は、太田校長もしくは斎藤講師がドライブするエクストレイル 20X HYBRIDに同乗し、サーキットを実際に走行しながら講師による解説や質疑応答を通して安全な走り方を学ぶという画期的な内容でした。

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参加者のご家族や同伴者にもサーキットでの同乗走行を体験していただける「サーキットサファリ」には、日産 エルグランド NISMO仕様とニューヨークタクシー仕様のNV200が登場しました。

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ベーシックレッスンクラスを受講した参加者たちは、斎藤講師からスラローム走行レッスンに関する説明やアドバイスを受け、パイロンが並べられたパドック特設コースを走行しました。その後、先導車付きでの本コースも走行しました。今回は2名の参加者が太田校長および斎藤講師から個人レッスンを受けました。

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自己流のドライビングスタイルを改善したいと思っている方にオススメのアドバンスレッスンクラスは、先導車に続くかたちで本コースを慣熟走行した後、午前中の座学で習った旋回ブレーキのことなどを意識しながらフリー走行を行いました。

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両クラスとも走行の合い間にアドバイスタイムが設けられ、講師陣にドライビングに関する疑問をどんどんぶつけることができました。当スクールは講師陣と参加者の距離が近い点も特徴としています。

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太田校長の古くからの友人であり、根っからのクルマ好きでもある漫画家の池沢早人師さんは今回が4度目の参加でした。9月19日はHonda S660でスパタイGPシリーズ第5戦(スポーツドライビングスクールと同日に併催)のST2000クラスに賞典外としてエントリーしました。

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今回、日産自動車様はエクストレイル 20X HYBRID、エルグランド NISMO仕様、ニューヨークタクシー仕様のNV200だけでなく、最新現行モデルのGT-Rも展示してくれました。

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パドックの一角にエクストレイルのカタログを配布するコーナーも設けられました。

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「正しい運転を、楽しく学ぶ!!」という当スクールの趣旨に賛同したオーナーたち(外部グループ)が「走行会クラス」にエントリーし、スポーティな走りを楽しみました。

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伊藤園様協賛の飲み物サービスがありました。当日は好天に恵まれたこともあり、今回もありがたかったです。

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走行終了後に、Next Car Generationのメンバーがエクストレイル 20X HYBRIDに試乗しつつ、日産自動車(株) 車両開発主管の東倉伸介さんをお迎えしてインタビューしました。記念写真も撮っていただきました。

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レッスン参加者に修了証が渡された後、講師陣から総評がありました。今回も参加者は安全運転とドライビング技術の大切さについて身をもって学ぶことができました。きっと、充実した1日になったはずです。次回は11月に開催予定です。皆さまのご参加をお待ちしております。

 





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